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お子さまの誕生をきっかけに、マイホームを考え始めた出雲市のK様ご夫妻。
それまで暮らしていたアパートでは、「子どもが動き回るには狭い」「音が気になる」という悩みがありました。
一方で、土地を購入したこともあり、建物にかけられる予算には限りがあります。
「大きな家は無理。でも広いリビングは絶対欲しい」
そんな希望から始まった家づくりで考えたのは、単純に床面積を広げることではなく、限られた面積の中で、どうすれば空間を広く感じられるかということでした。
玄関とリビングを直結し、ダイニングには吹き抜けを。階段や窓、庭まで含めて「視線がどこまで抜けるか」を考えたことで、延床面積31坪の中に、開放感のあるLDKが生まれました。
K様邸の家づくりで大きな課題になったのが、予算と広いLDKの両立でした。
土地を購入していたため、建物を際限なく大きくすることはできません。それでも、ご主人にとって「広いリビング」は譲れない希望でした。
そこで採用したのが、一般的な「玄関ホール→リビングドア→LDK」という区切り方ではなく、細長い玄関ホールとリビングをそのままつなぐレイアウトです。
リビングドアを設けず、玄関から室内へ視線をつなげることで、空間を細かく分断しない構成になっています。
一方、玄関とリビングがつながると、来客時の視線が気になることもあります。そこでフロアの両端にはロールスクリーンを設置。必要なときだけ視線を遮ったり、空間を区切ったりできるようにしています。
玄関 → 細長い玄関ホール → リビング → ダイニング
「広くするために床面積を増やす」のではなく、壁や建具による分断を減らし、視線のつながりを活かした間取りです。

さらに、ダイニング部分だけを吹き抜けにしています。
家全体の天井を高くするのではなく、キッチン側の天井との高低差をつくることで、ダイニングに入ったときに縦方向への広がりを感じやすい構成です。
セミオープンの階段や2階腰壁の縦長スリットも、視線を完全に遮らないための工夫のひとつ。
窓も縦長のFIX窓を連続して配置し、明るさと開放感につなげています。

K様ご夫妻がもう一つ大切にしていたのが、“ありきたりではない家”であることでした。
ご主人は家づくりの参考として100本以上のYouTubeルームツアーを視聴。その中で見つけた、細長い玄関と開口部の広いリビングがつながる住まいをヒントに、今回のレイアウトへとつながりました。
玄関ホールの白い壁にはアート作品を飾り、通路としてだけではなく、ギャラリーのように楽しめる場所に。

ダイニングの北側には、和テイストの坪庭を設けました。
K様ご夫妻は、ご自身たちを「インドア派」と話されています。
そのため、ウッドデッキなど屋外で過ごすための場所ではなく、家の中から眺めて楽しめる庭を選びました。
室内から外へ視線が伸びることで、LDKの奥行きを感じさせる役割もあります。
家族によって、庭の使い方も違います。「庭があること」ではなく、「自分たちは庭で何をしたいのか」から考えたK様邸らしい選択です。

デザインへのこだわりが目を引くK様邸ですが、毎日の家事については機能性を優先しています。
共働きのK様ご夫妻は、最初から外干しスペースを考えていませんでした。
ランドリールームには、
洗濯機 → 室内干し → 普段着収納
を一つの空間にまとめています。
洗った衣類を別の部屋へ運んで干し、乾いたら再び収納場所へ運ぶのではなく、数歩の移動で一連の洗濯家事を行える構成です。
実際に暮らし始めてからも、奥様は「洗濯がむちゃくちゃ楽になりました」と話されています。

K様邸は、単純に大きなLDKをつくった家ではありません。
予算には限りがある。
でも広いリビングは欲しい。
普通とは少し違う家にしたい。
共働きだから洗濯は効率よく済ませたい。
インドア派だから、庭は室内から楽しみたい。
一つひとつの希望を整理しながら、必要な場所にはこだわり、面積やコストを抑えられる部分は抑える。
その積み重ねによって、31坪という床面積の中に、K様ご夫妻が求めていた暮らしが形になりました。
実際に遊びに来たご友人からは、LDKを見て「広っ」と驚かれるそうです。
また、新居で暮らし始めてから、ご夫妻にはこまめに片付ける習慣も生まれたとのこと。
間取りやデザインだけではなく、「自分たちがこの家でどう暮らしたいか」まで考えることが、K様邸の家づくりにつながっています。
玄関とLDKのつながりや吹き抜け、アイランドキッチン、ランドリールーム、坪庭など、実際の写真をご覧いただけます。
家づくりを始めたきっかけや、SNSを活用した情報収集、住み始めてから感じていることなど、ご夫妻の言葉で詳しく紹介しています。
家づくりでは、床面積を増やすことだけが「広さ」をつくる方法ではありません。
玄関とLDKのつながり、天井の高さ、階段のつくり方、窓の位置、外への視線などによっても、空間の感じ方は変わります。
「予算の中で、できるだけ広く感じる家にしたい」
「子どもがのびのび過ごせるLDKが欲しい」
「SNSで見つけた好きな間取りを、自分たちの家にも取り入れたい」
そんな希望があれば、まずは今の暮らしで感じている不便や、これからどんな時間を過ごしたいのかをお聞かせください。
人気の間取りをそのまま当てはめるのではなく、ご家族の暮らしから一緒に考えていきます。