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家づくりを考え始めたきっかけは、お子さまが生まれ、それまで暮らしていた賃貸アパートを「狭い」と感じるようになったことでした。
特に、ご夫婦ともに料理や家事をされるT様ご家族。朝は、子どものごはんやお弁当の準備などが重なり、アパートのキッチンではお互いに行き来するのが窮屈に感じることもあったそうです。
そこで新しい家では、キッチン単体の広さだけでなく、キッチンから洗面室、脱衣室へと続く家事動線そのものを広く、まっすぐにつなぐことを大切にしました。
さらに、子どもを見守りながら料理ができるキッチン、水槽や趣味を楽しめる居場所、増えていく物をしまえる収納など、ご家族それぞれの「こう暮らしたい」を一つずつ間取りに落とし込んでいます。
アパート暮らしの頃から、ご主人も料理や家事をされていたT様ご家族。
朝は子どもの食事、ご主人のお弁当、家事や炊事など、それぞれが同じ時間帯にキッチンを使うことがあります。ご主人は当時を振り返り、時間が重なると「せまっくるしい」「行き来するのが狭く感じることがあった」と話されています。
新しい住まいで奥様が希望されたのが、幅をしっかり確保した一直線の家事動線でした。
キッチンから洗面室、脱衣室までを一直線につなぎ、それぞれの空間はハイドアで仕切れるように計画。扉を閉めれば空間を分けられ、開けているときは視線と動線がつながります。
キッチン → 洗面室 → 脱衣室 → 浴室
料理をしながら洗面・脱衣室へ移動しやすく、家事の途中で何度も方向を変える必要がありません。
奥様も実際に暮らしてから、「すごく楽」「家事動線が本当に良い」と話されています。

T様邸では、キッチンそのものも大切な場所です。
対面式のキッチンからリビングや畳コーナーまで見渡せるため、料理をしながら家族の様子を確認できます。
実際に暮らし始めてから、奥様は「子どもの姿を見ながら料理できることがよい」と感じているそう。さらに、お子さまも積極的に料理を手伝ってくれるようになりました。
キッチンのワークトップは、ご主人がパンをつくるときにも活躍しています。
家事のためだけの場所ではなく、家族が自然に集まり、一緒に過ごす場所としてキッチンを考えた住まいです。

T様邸では、LDKの面積だけを大きくするのではなく、天井高と建具によって感じられる広がりにもこだわりました。
土地やLDKの広さに限りがある中で、奥様が希望されたのは、ホテルのようなラグジュアリーな雰囲気と開放感。
そこで天井高は標準の2425mmから2500mmへ。さらに建具も天井高に合わせたハイドアを採用しました。
折込天井と間接照明も組み合わせることで、横方向だけでなく上方向への広がりを感じられるLDKになっています。
T様ご家族らしさがよく表れているのが、水槽と土間収納です。
熱帯魚を育てることが趣味のご主人。その趣味を住まいの中に取り込み、階段下の空間を活用した埋め込み式の水槽を設けました。
また、お子さまがカブトムシの幼虫を育てる際に出てきたのが、「どこに置くの?」という問題でした。
そこで役立っているのが土間収納です。
家の中にありながら床が土間になっているため、生き物の飼育用品なども管理しやすく、ご家族からも「土間収納を作ってよかった」と実感の声が上がっています。
「収納を増やす」だけではなく、何を、どこで使い、どこに置きたいのかまで考えて収納場所を決めることが、暮らしやすさにつながっています。

子育て中のLDKは、おもちゃや日用品など、どうしても物が集まりやすい場所です。
T様邸ではリビング収納に加え、小上がりの畳コーナーにも床下収納を設け、おもちゃや道具をしまえるようにしています。
奥様も住んでから、「リビングって、やっぱり物がごった返す」「リビング収納が本当にあってよかった」と実感されています。
収納は量だけでなく、使う場所から片付ける場所までの距離を短くすることも大切です。
暮らし始めてから、奥様は掃除について「しなきゃいけない」から「きれいを維持したい」へ気持ちが変わったそうです。
キッチンでは子どもたちが料理のお手伝いをするようになり、以前より走り回れる場所も増えました。
さらに、ご夫婦には時間差勤務や夜勤があります。以前のアパートでは帰宅時間によって寝ている子どもを起こしてしまうこともありましたが、新居では寝室を2階に配置したことで、それぞれが一人で過ごす時間も持ちやすくなりました。
一直線の家事動線、子どもを見守れるキッチン、必要な場所に設けた収納、そして趣味を楽しめる水槽。
T様邸は、流行の間取りを集めた家ではなく、ご家族がこれまでの暮らしで感じていた小さな困りごとや、「これからしたいこと」を一つずつ住まいへ置き換えていった家です。
LDKや一直線の水回り動線、水槽、趣味部屋など、T様邸の空間を写真で詳しくご覧いただけます。
高気密高断熱な性能や予算内での実現性、こだわりの空間づくりや施工まで、家づくりのこだわりをご夫妻の言葉でご紹介しています。
「朝、家族みんなの準備が重なってキッチンが混雑する。」
「料理をしながら洗濯をすると、家の中を何度も行き来する。」
「子どもの物が増え、リビングが片付かない。」
こうした毎日の小さな困りごとは、間取りを考える大切なヒントになります。
人気の間取りをそのまま取り入れるのではなく、
「今、何に困っているのか」
「新しい家で、どんな暮らしをしたいのか」から家づくりを考えてみませんか。