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ご夫婦とお子様が暮らす、出雲市A様邸。
家づくりで大切にしたのは、モノトーンを基調としたデザインだけではありませんでした。
ご主人は夜勤のあるお仕事のため、ご家族と生活時間がずれることもしばしば。以前のお住まいでは洗面室と脱衣室が一緒になっていたため、奥様の入浴中にご主人が洗面台を使うなど、お互いに気を遣う場面がありました。
そこで新居では、洗面室と脱衣・ランドリーを分けることに。
一方で、家事をする場所は離してしまうのではなく、キッチンを中心にLDK、水回り、収納、玄関へ動きやすい回遊動線を計画しました。
「分けたほうが暮らしやすい場所」と「つなげたほうがラクな場所」を整理したことが、A様邸の間取りの大きなポイントです。

一般的には、洗面・脱衣・洗濯を一つの空間にまとめる間取りもあります。
しかし、A様ご家族の場合は「まとめること」が必ずしも暮らしやすさにつながるわけではありませんでした。
ご主人には夜勤があり、ご家族とは生活時間が異なることがあります。以前のお住まいでは洗面と脱衣が同じ空間だったため、誰かがお風呂に入っているときに別の家族が洗面台を使うと、お互いに気を遣うことがありました。
そこで、新居では洗面室を脱衣室・ランドリーから独立。
現在はドアで完全に区切らず、空間同士を緩やかにつなげています。お子様の成長に合わせ、必要になればロールスクリーンなどで目隠しを設けることも考えられています。
さらに洗面台は、大人が二人並んでも使いやすいワイドサイズを採用しました。
「水回りは一か所にまとめたほうがいい」と考えるのではなく、誰が・いつ・どのように使うのかまで考えて空間を分けたことが、A様邸らしい設計です。
身支度
洗面室で身支度
入浴・洗濯
脱衣・ランドリー → 浴室
洗面と入浴の場所を分けることで、それぞれが同じ時間帯に使う場合にも動作が重なりにくい構成になっています。


洗面を独立させた一方で、A様邸では家事をする場所同士はできるだけ動きやすく計画されています。
1階はLDKと水回り、収納を中心とした生活フロア。
その中心にキッチンを配置し、LDK・水回り・玄関へと回遊できる動線を設けています。
家事動線で大切なのは、単純に距離を短くすることだけではありません。
料理、洗濯、片付け、子どもの見守りなど、一日の中で何度も行き来する場所をどうつなぐかを考えることが、移動の負担を減らすことにつながります。
A様邸では、キッチンからリビングへの視界も広く、家事をしながらお子様の様子を見守ることができます。ランドリーにいるときにも家族の気配を感じやすく、家事と子育てを別々のものにしない間取りになっています。
家事・生活動線
キッチンを中心に → LDK・水回り・玄関へ回遊
洗濯・収納動線
ランドリー → ウォークインクローゼット → ハンガー収納
ランドリーの近くには、大容量のウォークインクローゼットを配置しています。
ここには普段使いの衣類だけでなく、お出かけ着や仕事着、アウターなどもまとめて収納。
特にA様がこだわったのが、ハンガー収納を中心にしたことです。
ランドリーで乾いた洗濯物を、たたんで別の部屋へ運んで収納するのではなく、そのままハンガーでしまうことができます。
収納量だけを増やすのではなく、
洗濯する場所 → 乾かす場所 → しまう場所
を近づけることで、「収納するための移動」そのものを減らしています。

小さなお子様との暮らしでは、おもちゃやおむつ、ケア用品、書類など、リビング周辺で使うものも増えていきます。
A様邸では、それらをすべて一つの大きな収納へ集めるのではなく、使う場所に合わせて収納を配置しています。
テレビの裏側には収納スペースを造作し、生活用品やおもちゃだけでなく、HDD、ルーター、配線、ロボット掃除機なども収納。
キッチンには調理器具や生活用品をしまえる収納を設け、冷蔵庫とパントリーはリビングから見えにくい位置に配置しています。
玄関には、家族の靴やベビーカーなどを置けるシューズクローゼットも確保しました。
「どれだけ収納があるか」ではなく、「使うものを、どこへ戻すか」。
収納場所を暮らしの動きに合わせることで、片付けるために家の中を何度も移動する必要を減らしながら、モノトーンでまとめたLDKの雰囲気も保ちやすくしています。
A様邸の1階には寝室などの個室を設けず、LDKを中心に家族が過ごすフロアとしています。
キッチンからはリビングが見渡せ、階段下にはお子様が遊べるスペースも。
キッチンの作業台にもゆとりがあり、ご夫婦が一緒に料理をしたり、お子様がお手伝いをしたりと、家事の場所が家族の時間にもつながっています。
吹き抜けと大きな窓から光が入り、黒・白・グレーを基調とした室内にも明るさと広がりをプラス。
デザインを暮らしから切り離すのではなく、収納、動線、家族の過ごし方まで整えることで、好きな空間で無理なく暮らし続けられることを目指した住まいです。

A様邸の間取りは、単に人気の設備や家事動線を取り入れたものではありません。
生活時間が違うから、洗面と脱衣を分ける。
洗濯の負担を減らしたいから、ランドリーと衣類収納を近づける。
子育て中でも家族の様子を感じられるように、キッチンを中心に空間をつなぐ。
生活用品が増えても好きな空間を保てるように、使う場所に合わせて収納を設ける。
一つひとつは小さな工夫ですが、その出発点にあるのは、A様ご家族が実際にどのように暮らしているのかということです。
水回りを分け、家事動線はつなげる。
A様邸は、ご家族それぞれの生活時間を尊重しながら、家事・子育て・家族の時間を無理なくつないだ住まいになりました。
モノトーンのLDKやキッチン、ランドリー、収納、吹き抜けなど、今回の記事でご紹介した空間を写真で詳しくご覧いただけます。
家づくりを始めたきっかけや収納へのこだわり、実際に暮らして感じていることなど、A様ご夫妻の言葉で詳しくご紹介しています。
「誰かがお風呂に入ると洗面台を使いにくい」
「洗濯物をしまうために、家の中を何度も移動している」
「子どもを見ながら家事をしたい」
家づくりを考えるとき、人気の間取りをそのまま取り入れることが正解とは限りません。
大切なのは、今の暮らしの中にある小さな不便を見つけ、「なぜ困っているのか」「どんな暮らしならラクになるのか」から間取りを考えることです。
アイフルホームでは、ご家族の生活時間や家事の仕方、これからの暮らし方を伺いながら、一緒に住まいを考えていきます。