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出雲市に完成したN様邸は、ご夫婦と3人のお子様が暮らす木造平屋建ての住まいです。
家づくりで大切にされたのは、「家事と子育てがしやすく、家族5人が無理なく快適に暮らせること」でした。
以前のお住まいでは、脱衣所で服を脱ぎ、洗濯スペースへ運び、さらに洗濯物を干すために2階へ上がる必要がありました。
5人家族ともなると洗濯物の量も多く、毎日の家事だけでも家の中を何度も行き来することになります。
奥様が「とにかく運動量が多い家だった」と振り返るように、一つひとつは小さな移動でも、毎日繰り返せば大きな負担になります。
そこでN様邸では、広い敷地を活かし、LDK、水回り、収納、寝室、子ども部屋をすべてワンフロアに集約した平屋をご提案しました。
ポイントは、単に「階段のない家」にすることではありません。
家族が毎日どのように動くのかを整理し、家事や子育てのための移動そのものを少なくすること。
その考え方から生まれたのが、N様邸の回遊型の家事ラク動線です。

外観は、大小の屋根を組み合わせた変形切妻屋根。平屋ならではの水平ラインを活かしながら、単調に見えない立体感のあるデザインに仕上げています。
玄関まわりの壁には、セメントのような質感を持つタイルを採用しました。
旦那様がお気に入りのカフェの外壁をイメージし、ソリッドでモダンな表情をプラスしています。
室内は、白とグレーを基調としたナチュラルなモノトーン。
グレージュ系のホワイトオークの床に、ブラックのアイアン調パーツを組み合わせ、やわらかさの中にもメリハリを感じられる空間にまとめました。

N様邸で特にこだわったのが、洗濯に関する家事動線です。
以前のお住まいでは、服を脱ぐ場所、洗濯する場所、干す場所が離れており、そのたびに洗濯物を持って移動する必要がありました。
そこで新しい住まいでは、「洗濯機をどこに置くか」だけで考えるのではなく、服を脱ぐ・洗う・干す・しまうという一連の家事を、一つの流れとして設計しました。
脱衣 → 洗濯 → 室内干し → ファミリークローゼット → 各居室
脱衣室の近くにランドリースペースを設け、洗った衣類はその場で室内干し。
乾いたら、隣接する約6㎡のウォークスルー型ファミリークローゼットへ収納できます。
以前のように、洗濯物を持って廊下を何度も移動したり、2階まで上がったりする必要がありません。
さらにファミリークローゼットは2WAYのウォークスルータイプ。
水回り側だけでなく、寝室や子ども部屋側からもアクセスしやすいため、しまった衣類を家族それぞれが取りに行きやすい配置です。
家事ラクとは、便利な設備を増やすことだけではなく、毎日繰り返す移動や工程を減らすこと。
5人家族の洗濯量を受け止めながら、洗濯にかかわる日々の負担を、間取りそのものから軽減しています。


N様ご夫妻には、「子どもたちには、たくさん外で遊んでほしい」という思いもありました。
一方で、小さなお子様がいる家庭では、外遊びやスポーツで泥や砂を家の中へ持ち込んでしまうことも日常的な悩みです。
そこでN様邸では、玄関から水回りへ移動しやすい間取りとしました。
玄関 → 洗面 → 脱衣 → 浴室
泥んこになって帰宅した日も、まず洗面室で手を洗い、汚れた衣類を脱いで、そのまま浴室へ。
リビングや居室へ泥汚れを持ち込みにくくなります。
「汚れるから外遊びを控えてほしい」のではなく、思いきり遊んで帰ってきても受け止められる住まいにする。
家事動線を考えることは、家事時間を短縮するだけではありません。
家族が大切にしたい暮らし方や子育てを、間取りから支えることにもつながります。

3人のお子様との暮らしでは、衣類、おもちゃ、外遊び用品、学校用品、季節家電など、成長とともに持ち物も増えていきます。
N様邸では、単純に収納面積を増やすのではなく、「何を、どこで使うのか」を考えて収納を配置することを重視しました。
玄関は、お客様が直接ホールへ進むルートと、家族がシューズクローゼットを通るルートの2WAY仕様です。
普段使いの靴や外用品を来客から見えにくくしながら、家族は収納を使ってそのまま室内へ入れます。
シューズクローゼットには、濡れた傘や雨合羽を掛けられるスペースも設置。
お子様自身が使いやすい高さにも配慮しています。

LDKの中心には、LIXILの「リシェル」を採用しました。
奥行きがあり、シンクやワークトップもゆったり。
キッチンからはリビング、ダイニング、庭まで見渡すことができるため、料理をしながらお子様の様子を見守れます。
キッチンまわりには、食器や調味料、調理家電などをまとめて収納できるスペースを充実させました。
キッチン背面収納には引き戸を設け、普段は使いやすく開けておき、来客時には扉を閉めるだけで生活感を隠すことができます。
冷蔵庫もリビング・ダイニングから見えにくい位置へ。
家事動線や収納へのアクセスを妨げることなく、LDKをすっきり見せる工夫です。


子育て世帯ならではの悩みは、物の収納だけではありません。
N様邸では、3人のお子様が保育園や小学校から、それぞれ予定表やおたより、提出物などを持ち帰ります。
気付けばダイニングテーブルやキッチンカウンターにプリントが重なり、「どこに置いたか分からない」ということにもなりがちです。
そこでLDKには、マグネットを使えるスペースを2か所設けました。
給食の献立表、行事予定、提出期限のあるプリントなどを一か所に集約して「見える化」。
家族の予定を確認する場所を決めることで、書類管理がしやすくなります。
お子様のお絵描きや写真を飾れば、実用的な掲示スペースが家族のギャラリーにもなります。


平屋にしたことで、階段の上り下りだけでなく、階段そのものを掃除する必要もなくなりました。
ワンフロアはロボット掃除機とも相性がよく、毎日の掃除負担を減らしながら、家全体をきれいに保ちやすいというメリットもあります。
また、ゆったりとしたLDKからは庭へ直接出ることができるため、ご親戚や友人を招いてホームパーティーやバーベキューを楽しめるようになりました。
以前のお住まいで感じていた「家事のために家の中を動き回る暮らし」から、家族や友人との時間を楽しめる暮らしへ。
さらに、LDKを中心に各居室がつながる間取りだからこそ、家族がそれぞれ別の場所で過ごしていても、お互いの気配を感じることができます。

N様邸で実現したのは、単に広く、収納の多い平屋ではありません。
5人家族の洗濯。
泥んこになって帰ってくる子どもたち。
増えていく持ち物。
毎日のように届く学校や保育園のプリント。
家づくりの前にあった一つひとつの困りごとを整理し、「どうすれば日々の負担を減らせるのか」を間取り、収納、家事動線へ落とし込んだ住まいです。
「家事・子育てをしやすくしたい」というご家族の思いから、毎日の暮らし方を丁寧に考え、必要な場所をつないでいく。
その積み重ねが、5人家族が無理なく暮らせる、N様ご家族らしい平屋につながりました。

今回ご紹介したN様邸では、キッチンやパントリー、洗面室、ファミリークローゼット、子ども部屋など、ほかにも家事と子育てを快適にするさまざまな工夫を取り入れています。
また、家づくりを始めたきっかけや、実際に暮らし始めて感じていることについて、ご夫妻にお話を伺っています。
「洗濯物を持って家の中を何度も往復している」
「子どもが小さく、物が増えて片付かない」
「外遊びから帰ってくると、玄関やリビングが汚れてしまう」
「平屋にしたいけれど、自分たちに合う間取りが分からない」
家事や子育てで感じる不便は、ご家族によってそれぞれ違います。
だからこそ、家づくりでは「人気の間取りを取り入れる」だけではなく、今の暮らしで何に困っているのか、これからどんな毎日を送りたいのかを整理することが大切です。
アイフルホームでは、ご家族の暮らし方や家事の仕方、収納したい物などを伺いながら、それぞれのご家族に合った住まいをご提案しています。
平屋や家事動線、収納について気になることがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。