Owner's voice
オーナーズインタビュー
バリアフリー住宅が必要なお子様のために、マイホームづくりを考え始めたM様ご夫妻。これまでお住まいだったご主人の実家は築20年以上の2階建てでした。
「日に何度も階段を昇り降りする必要があり、大変でした。バリアフリーの平屋ならいいなあと思うようになりました」と話す奥様。お子様が将来通う学校に近く、川や海へのアクセスも良い閑静な場所に土地を購入し、タッグを組む家づくりのプロを探しにハウスメーカーを回り始めました。
アイフルホームに決めた理由の一つが、予算内でインナーガレージを作れることでした。
「車椅子を使って生活している家族のため、車を乗り降りする際に屋根があるスペースは絶対に欲しかったんです。アイフルホームさんだけが予算内での施工が可能だと言ってくれ、心が大きく動きましたね」とご主人。コストパフォーマンスだけではありません。「営業さんがまるで強引でなく、相談の段階から私たちの要望が予算内に収まるよう様々なアイデアを出してくれました。『できません』と言わずに、可能性を探ってくれる姿勢に惹かれました。」
高レベルな断熱材を標準採用し、高断熱高気密の家づくりに定評があることも、決め手のポイントになりました。
部屋や廊下はすべてにおいて、車椅子の幅や介助者の存在を意識したゆったりめのスペースを確保。中でも脱衣室とランドリーを兼ねたフロアは、通常の約3倍の広さを備え、一角には奥様が勉強したり、ミシンを使ったりできる専用コーナーも。
「ゆっくりできる空間が欲しかったんです」と笑みを見せる奥様。「子どもたちの通園グッズを作ったり、資格の勉強をしたり、自分のペースで過ごせる場所にしたいと思っています。」
隣接するファミリークローゼットへは引き戸一枚でつながっているので、乾いた洗濯物はハンガーを動かすだけで収納終了!大幅な洗濯時短が実現しました。また、子ども部屋から脱衣室、風呂へと真っ直ぐ抜けるルートも確保し、お子様が車椅子のままストレスなく入浴できるようにしました。
「行き止まりのない家にしたかった」と話すご主人。
LDKの真ん中にアイランドキッチンを配し、どこにいても視線が届く、開放感抜群のリビングフロアとなりました。車椅子の幅を想定して広めに確保したキッチンは、大人2人が行き来しても余裕があるためか、「夫が料理したり、配膳を手伝ってくれたりすることが増えました」(奥様)と想定外のメリットも。
梁を見せた勾配天井は視線に奥行きを生み、平面での面積以上の広がりを感じさせます。子ども部屋の引き戸を開け、ワンフロアとして使うことも。「期待していた明るくて広い空間になりました」とご主人の顔に笑みが浮かびます。
新居建設中、週に1度は現場に通ったというご主人。理想が形になっていく過程を目にすることが楽しくて仕方がなかった一方、資金面での不安はずっと抱えていました。その不安を払拭したのが営業スタッフでした。
「予算を超え過ぎないよう営業さんが上手に“ストッパー”になってくれました。一方で、コストを抑えられるアイデアをたくさん出して頂き、こちらの想いはほとんどすべて実現することができました。」
ご夫妻が驚いた提案の一つが、ロールカーテンの使い方でした。脱衣室や寝室のクローゼット前、リビングに面した階段下収納など、遮音性やプライバシーが気になりにくい場所に採用。建具に比べ、スペースを取らず、コストも抑えられる上、利便性も高くなりました。
新しい暮らしが始まったM様ご一家。一番嬉しいのは、4歳になるお子様の体調がとてもいいことだとご夫妻が口を揃えます。
「寒くなると子どもの体調が悪くなることが多かったのですが、引っ越し後はほぼ順調。エアコン1台で部屋が暖かく保たれているおかげです」とご主人。奥様も、「前の家では暖房を入れても具合が悪く、家の中で手袋をつけさせたことも。息子の調子が良いことで、私の心にも余裕が生まれました」と柔らかな笑みを浮かべます。
徹底したバリアフリー設計は、家族がお出かけする機会を増やすことにもつながりました。
「車椅子だけでもかなりの重さなので、移動に伴う乗り降りは本当に大変でした」とかつての暮らしを振り返る奥様。現在はインナーガレージからスロープを経て家の中へ。玄関の上がり框は5センチに抑えたため、室内への介助もスムーズになりました。
「工務スタッフの方が何度も計算し直したりして、最適な形を考えてくれました。出やすくなったことで外との距離が近くなり、家族の時間が増えましたね。そして奥さんの笑顔も増えました」とご主人も嬉しそうです。
次男さんの妊娠、出産と、家づくりが重なって動き辛かった奥様の分も、走り回ったご主人。インスタグラムなどでさまざまな設計や間取りを調べては、営業や工務スタッフらと話し合いを重ねました。
「何度もプランを変更し、書き換えてもらった図面は10数枚以上。でも嫌な顔一つせずに対応してくださいました。」こだわった分、ご自宅への愛着もひとしおのご主人。
奥様いわく、以前より家事を積極的にされるようになったとか。「愛着が出たからか、料理だけでなく、掃除や洗濯も以前より一生懸命してくれるので助かっています。家づくりは女性が主導権を握ることが多いと聞きますが、旦那さんに任せる部分があるのもいいかも。」これから家づくりをされる方、ご参考になさってはいかがでしょうか。
家づくりを経て、ご家族の一体感が増していかれた様子が印象的でした。家族全員が快適な暮らしを考える中で、お互いのことを改めて知り、一層思いやりが深まっておられるようです。取材にお付き合い頂き、ありがとうございました。